2013年11月9日(土)、今年も樹木医の堀口先生ガイドによる「被爆樹めぐり」を実施いたしました。今年は雨の心配をすることもなく、大変多くの方々にご参加いただきました。
当日は、集合場所である広島駅新幹線口から二葉の里に移動し、鶴羽根神社の「クロマツ」からスタート、その後、明星院と牛田本町・安楽寺の「イチョウ」を観察しました。
明星院のイチョウでは、樹木が爆心地側に傾いているお話しを聞き、あらためて原爆の影響力を感じました。また、被爆樹マップには掲載されてないのですが、明星院から安楽寺に向かう途中、饒津神社のクロマツの切り株では、被爆後、年輪の形成に影響を受けたというお話しを聞き、新たな発見もありました。
その後、白島九軒町・宝勝院の「ツバキ」「ボダイジュ」、碇神社の「タブノキ」「ソメイヨシノ」、
光明院では、被爆樹では珍しい果物の木「ナツミカン」を観察、最終目的地である禿翁寺まで、約2時間の被爆樹めぐりは無事終了しました。
参加された皆さんは、熱心に堀口先生のお話しに耳を傾け、メモを取られ、その姿に毎年深い感銘を受けます。このイベントを通じて、被爆樹木の存在を知り、その生命力から生きる力や平和の尊さをあらためて感じていただけたなら、主催者としてこの上ない喜びであります。
これからも「緑の伝言プロジェクト」にご支援を賜りたいと思います。
最後にご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。今回参加できなかった皆様も、次回の「被爆樹めぐり」に是非ご参加ください。